弱者の武器
今日は弱者の武器を手放す日です。
弱者の武器とは:
人間関係や組織の中で弱者が取る態度や戦法のことです。
泣く、叫ぶ、無視する、いじめる、皮肉を言う、抵抗する、etc.
泣いたり叫んだりする人は、
社会的に力のある誰かに助けてもらうことを目指しています。
無視したり、いじめたりする人は、
自分の公の場での力がないので、こっそりと個人的な場所でその力を示したいと願っています。それも自分よりもさらに弱者だと思える人に対して行います。
皮肉を言ったり、自嘲的な発言をする人は、
いつも自分を弱者の場所に置き、私には責任がありません、と主張している在り方をしています。そうやって大勢の動きに批判的だけど、表立った反抗はせず淡々と仕事をします。
物事に抵抗を示す人は、
実は無意識にその相手を大きく巨大権力にしています。
例えば:
あなたは学校の教員で校長先生が新しい教育方針を打ち出したとします。あなたはその方針に反対ですが、面と向かって「校長!それは違うと思います」とは言えないので無言の抵抗をします。自分の力ではこの方針を変えることはできないと信じているからです。学校外の誰かに校長の悪口を言ったり、その経営方針に皮肉を言うでしょう。或は、気が弱くて何も言えない教科班長が来たら、あなたはその班長を無視するかもしれません。
自分が弱者であることを自覚した上で、
その戦法が最も効果的だという根拠から行うものは、変えられません。
そのまま継続してもいいでしょう。
また、似たようなことに、裁判所や弁護士や税務署から手紙を受け取ると
え~、こんなことを言って来たぞ!と慌て、そんなこと出来ないのに、なんて奴だ!と相手を非難する時、実はあなたはその手紙の主張に対して抵抗しています。
あなたのその態度は、
相手があなたよりも強い!と宣言しています。
これは幻想から、在りもしないモンスターを作り出す思考なので
直ちにその習慣を止めることをお勧めします。
今日は弱者の武器を手放す日です。