風神
今日は風のように生きる日です。
ビルの谷間に風が吹くとき、風が畑や草原を亘るとき、
いつもの道で風に吹かれるとき、風はあなたに
さあ、気を取り直して進む時だと、前進を促しています。
風立ちぬ、いざ生めやも・・・とは、小説「風たちぬ」の中で作家・堀辰雄がヴァレリーの言葉を翻訳したものですが、恋人を失った主人公に、その悲しみの中でも生き続けて行くことを促しています。
風神はちゃんとあなたを導いています。
まずはその風の吹く方向に進んでみて下さい。
ボブ・デュランの歌詞に:The Freewheelin
「風に吹かれて」というのが流行して、
「友よ、その答えは風に吹かれている」のリフレイン部分が
90年代のトレンディ・ドラマでも使われていましたが・・・。
人生とは、或は社会とは、政治とは、戦争とは、時間とは、愛とは、
命とは、死とはなどなど、決まった答えのない問に対して、
風に吹かれているという回答は・・・まるで
いつも歴史やその社会の規制や個人の意識に左右されるように
常に揺れ動くことをイメージさせる表現です。
常に方向が変化するように見えても、
それがあなたが今生きる方向だと告げています!
今日は、風に吹かれる日。
その風があなたを明日へと運びます。