固定観念
今日は、固定観念をひとつ捨てる日です。
あなたの心の中における物事の価値は
意識的でも無意識的でもある程度基準によって決まっています。
概念毎に選り分けられて、いくつかの領域に分類されているでしょう。
それはこの世界を生きるために必要な情報処理能力なので、
そういう分類があるのは普通のことで、様々な価値体系があって当然です。
その概念領域の境界壁があまりもブ厚く、反対意見には耳を貸さないとなると、
それは「固定観念」と呼ばれます。でも、これはそれだけでは問題がありません。
だれか他の人にそれを押し付けるとき、問題となります。
例えば:
銀行に就職するか公務員でなければ、ちゃんとした就職口ではない!
必ず家業を継がなければならない。
必ず大学に行かなければならない。
結婚したら家を建てなければならない。
孫が出来たら帰郷して、同居しなければならない。
・・・etc.
そう信じる親が子供にそう教え、子供もそう洗脳?され、
(もう子供じゃないだろ!)賛成しているなら問題はありません。
そうでないなら、ぶつかります。
親子喧嘩になったり、ひどい場合は親子断絶になったりします。
会社でも友人関係でも、ぶつかったときが考え直す機会です。
そこで、すぐに
あれ? ひょっとしてこれは私の固定観念なのか?
そう思えるなら、それは固定観念ではありません。
こうでなくてはいけないから、絶対に相手が間違っている。
言い負けてはいけない。
教えてあげなければならない。正してあげるべきだ。
とそう思うなら・・・立派な固定観念の候補です。
固定観念を捨てる方法はとても簡単です。
ひょっとして、自分の方が少し間違えているのかもしれない?
もっと、相手の意見を聞いてみよう!
・・・それだけで十分です。
興味を持って自分とは異なる意見に耳を傾けることができたら
それで固定観念を捨てたことになります。
あなた自身の意見を変える必要はありません。
ただ、自分とは異なる相手の意見を受け容れることができたらOKです。
心の在り方を変え、相手に対する態度を変えるだけです。
今日は固定観念をひとつ捨てる日です。