否定的な知性
今日はいつもの否定的な知性をちょっと脇に置き
肯定的な知性を発揮する日です。
私たちは教育の場でずっと否定的な知性を求めらてきました。
次の英語の表現で間違えているものを見つけなさい!とか。
間違い探しや、他と同じでないものを見つけるテストが
知能指数テストでもよく使われています。
だから会社で働いたり、家庭を持ったりしても、
ついつい否定的な知性を発揮してしまいます。
例えば:取引先の関係上どうしても
このお得意様に30日以内でこの特注製品を納入したい、
どうにかできないか?と上司が現場へ相談にきました。
む~、普通は無理です!(:上司はそんなこと百も承知!
どこの部品納入者も発注から納入まで急ぎで28日で、
それからの組み立て梱包そして発送になると最低が40日です。
だから出来ません!
(:それが会社のシステムなんだから当然知ってて言っている!
では、部品納入と組立をお得意様の工場かその近くの工場で組立るのなら、
30日前後で可能です。もちろん器具の持ち込みやスタッフの派遣で
コストは嵩みますし、工具や人手が足りなくなると期限が伸びるので、
かなり入念な打ち合わせが必要ではありますが・・・。
(:よし! それで行こう!相手側には私が話を付ける。
そうです!これが肯定的な知性です!
以前、「働きマン」というドラマの中で雑誌編集に関する
似たような状況がありました。雑誌編集の最終稿が政治的な理由か
なにかで原稿が没になり、数ページも抜け落ちてしまったのでした。
無理です。出来ません。という部下たちに対して言った
その時の上司の発言が印象的でした:
「オレはどうして出来ないのかを知りたいんじゃない!」
「どうしたら出来るかが知りたいんだ!」
家では妻が家を建てたいと言う!・・・(今は無理だ、だからダメだ。
子供がスポーツクラブに入りたいという。
そのためには夜が遅いので親の送り迎えが必要だという・・・
(:共働きなので今は無理だ・・・。
妻も子も、どうしてダメなのかではなく、
どうしたら可能かを知りたいんです!
今日は否定的知性をちょと脇に置きます。
つまり出来ない、無理だ、という回答は使えません。
一体どうしたらそれが出来るか?と考えてみる日です。