金の支配
今日、あなたはお金に心を奪われるでしょう。
ああ、これだけのお金があれば何でもできるなぁ~、とか
多くの人に羨ましがられ、さらに尊敬されるに違いないと思うかもしれません。
この金額がちゃんと相続できれば、一安心だなぁ~と今までにない欲が湧くでしょう。
確かにお金はこの社会でもっとも神出鬼没でしかも融通の利く財です。
お金を憎む必要がないのと同じように、お金に魅入られてはいけません。
それでは、お金に支配された人物を演じることになるからです。
出来事の何もかもを、
それがどれくらい価値があるのか?
それがどれほどの影響力があるのか?
どれくらい素晴らしいのか?
それらをお金の多寡というモノサシで測るなら、あなたは拝金主義に陥っています。
いずれは自分の価値さえもお金によって測るようになるでしょう。
すると、無意識に、より多くを稼ぐ者に対して尊敬と憧れをもち、
そうでない人の価値を見下したり否定したりすることになります。
そして、その多くを稼がない者が自分自身であるとき、
自己否定してしまうという悪循環にはまり込んでいます。
お金は実は価値の定まった物ではありません!
銀行間を飛び回る電波であり、株やFxを示すグラフであり
お札や通帳のインクであり、ATMのランプです。
海の波のように絶えず変化し続けているものです。
お金に自分を支配させるのをやめましょう。
とても簡単です。
私はお金で自分とその周りの世界の価値を測るのを止める!
と宣言するだけです。
あなたは支配されているのではありません。
お金にはそんな力も実態もないからです。
ただ、支配された人を演じていただけです。
そうか!
だったら欲しいだけ望んで、欲しいだけ潤沢に贅沢できるんだな?
と思うなら、ちょっと違います。
自分のお金に対する器の大きさに比例して入ってきます。
私はお金は遊園地で遊ぶ子供と同じだと思っています。
あなたがその遊園地で愉快な乗り物であり、子供たちを楽しませるなら、
遊園地の子供たちは、きゃ~きゃ~言いながらあなたに乗り込んで、
終わるとまたすぐに順番待ちをするでしょう。
人気者の乗り物であるあなたに、遊園地の子供が途切れることはありません!
お金は使われたがっています。
その変化がお金にとってのエネルギーであり、喜びの表現なのです。
長くなりましたね。
今日はお金という支配から自分を自由に解き放つ日です。