公平
今日はあなたが公平さを示す日です。
人が人に対して公平であるとき、多くの人々の信頼を集めます。
経営者や管理職など、親や教師、先輩や指導者など
他人を評価する側に立つ人にとっての公平さは、
有能であることや親切であることよりもずっと重要です。
あなたが上司であるなら、部下に対する自分の評価を
何か形によって表すことになります。
労いの言葉なのか。賞状なのか。昇給や昇格なのか。
業績不振に対する叱責なのか。励ましなのか。降格や左遷なのか。
それが公平に見えないなら、多くの不満が吹き出し、信頼を失います。
公平というのは馬鹿正直という意味ではありません。
公平というのはみんなに平等という意味でもありません。
その意味で公平というのは、一種の幻想です。存在しません。
ただ、人々が、ああ、この人は公平な人だ、と思うようなことはできます。
嘘を吐けなどとは勧めていません!
ここで言う公平とは、会社の人事考課であるなら、
みんなが公平感を持つような人事評価が大事だ、という意味です。
公平は正義の女神に似て、実はどこにも存在していません。
神殿や国会議事堂や裁判所の建物のように物質的な存在ではないのです。
公平さは抽象的な概念としてだけ存在しています。
だから、人はいつも探し求める必要があるのです。
今日はあなたが公平さを探し当てて、みんなに示す日です。